失業を前にストレスフルな時間をすごしつつこれを読んでみました。
行動医学からストレスをコントロールする考え方の本でした。
これ読めばストレスなんてへっちゃらだ!
どんな困難を前にしてもリラックス!
ものごとのとらえかたを変えることで不安も恐怖も解消に!!
雑念もなく、いま、あるがままに!
トラウマよさようなら!
…で、この本に従えば殺人だろうがテロだろうが平気になってしまうのだろうか?
不安も恐怖もストレスもなく。
極端なたとえは置いといて、実際の職業上、良心を痛めながら仕事をすることは多々あるわけで、それってコントロールして仕事として割り切って行動しちゃっていいのかな?企業や役所のやらかした事件の多くは、やった本人や担当者が悪いことだとわかっていても自分の気持ちをコントロールして仕事として遂行したために起こったんじゃないかな?
この本の有用性は感じるんだけど、なんか抜け落ちてないか?と思いました。
ストレスで苦しむ人がこれで救われるのは良いことなんだけど。
戦争でのPTSDなどの研究がこういう分野を発展させてきた面もあるわけだけど…。
うう…私ってなんでこういう本を素直に読めないんだろう。