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「こころの元気+12月号」を読む。

NPO法人 地域精神保健福祉機構・コンボ 発行の雑誌です。

精神障碍者の就労や復職についてが今月号の特集でした。
世間の偏見で働けなかったり、体調が安定せずに働けなかったり、医師の許可が下りなかったり・・・。病気&障碍を抱えて働くことはやはり大変です。

障害者自立支援法の方向は障碍者の就労支援が前面に出てきてて、
他の施策と相まって就労促進が行われてるんだけど・・・。

就労ってなんだろう?
生活する資金を稼ぐために就労するのか?
働いて仕事に喜びを見出すのが就労か?
誰かの役に立つために行動するのが就労か?
マルクス主義じゃないけど労働の成果をピンはねされるのが就労か?
ただ、単にあたりまえだから就労するのか?

障碍者のニーズとしての「働きたい」ってのは
「人並みに扱われたい」という側面が強いんじゃないかと思う。
それだけ今までも、今も弱い位置にいるということの裏返し。
いや、私がそうなだけですけど。

それが世間と交わって金や名誉(自己実現まで含んで)が価値あるものとされて、
目指しているものが実態とずれてきてるような気がする。
もっとも「目指しているものは何か?」というのは
私を含めた障碍者に限らず社会全体で見失われてるような気もする。

欠乏を訴える人はたくさんいるけど、目的地を指し示すひとがいない気がする。
自分が将来どんな夢を実現していくのか、どんな暮らしをするのか、どんな街に住むのか・・・。
指し示しているように見えても、単に悲惨な現状への手当てを訴えているだけのように見えたりも。
それは大事なことだけど。・・・という気がする気がする気がする。するするする。

目標を示すのは政治家の役目なんだろうけど、期待できないし。
強いリーダーが引っ張るのが良いのかって言うと、そういうリーダーがどういうことをやらかすかというのは古くにも最近にもあまり良い例が思いつかなかったり。いや、それは私の勉強不足ですか?
 
 
 
今、仕事してない私が言っても、空疎なんだけど。
雑誌読みながらなんかが欠落してる気がした。

イタリアのトリエステの訪問記が掲載されていましたが、精神保健サービスの仕組みについては詳しかったのですが、そこで暮らす障碍者の様子がもっと知りたかったと思いました。暮らしぶりはひとそれぞれなのだろうけど、どのくらいの水準の暮らしが出来るのか?活動の内容は?受けることの出来るサービスだけではなく、主体的にどんなことをして日々を過ごしているのか・・・。

欠落を埋めるにはみんなが声を上げなければならないのだろうと思う。
当事者が声を発するのは大事だと思うし、私もこういうblogで書いてるんだけど、
でもね、なんか、裏から糸ひかれてるような、厚生労働省の手のひらの上にいるような
そんな気分になってきます。

なんかしなくちゃ。そう思うけど、それすら誰かに誘導されてるような気がしてきます。
私の病気の状態が悪いのでしょうか?

ささやかな幸せがとっても遠く感じる。
・・・何が欠けてるんだろう。うーん。

あさ: 山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。
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