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    Categories: 読書

自信(ストレングスモデル)

「ストレングスモデル」チャールズ・A・ラップ/リチャード・J・ゴスチャ
を読んでいるところです。

自分の今の状況と重ね合わせていろいろ考えてしまうため、なかなか先に進めません。
今日、立ち止まったところはここ。

第6章 p167
 自信
 最初の一歩を踏み出す自信に欠けているために、目標達成に失敗してしまうということは多いものである。言い出す自信がなかったために、できなかったデートがどれほどあるだろうか。新しいことを試みるには、しばしばリスクを伴うものである。拒否されるという恐れは、チャンスをつかもうとする気持ちを思いとどめるに十分なものである。願望している目標に打ち込もうとするとき、同様のことが起こる。人々が自信をもてなくなってしまうときというのは、多様な理由があるものである。たとえば、過去の失敗を回想してしまったり、うまくいかなかったときのことを他人が話題にしているといったことは、挑戦しようとする気持ちさえ萎えさせてしまうかもしれない。

(中略)

 精神保健システムにおける実践が、人々の目標の達成を援助しようとしてくれなかったり、自信を失わせてしまうことがある。できることに焦点を当てるのではなく、できないことに焦点を当てるということは、援助そのものを覆い尽くしてしまうものとなる。達成にむかう小さな進歩を認めることなく設定された目標は、人が達成感や動機づけを得る機会を失わせてしまう。クライエントの自己決定を過小評価することは、無能だというメッセージを送ることと同じである。

いま、私は生活の場所を大きく変えようと考えているのですが、周囲はおおむね反対しています。医師は「現在地で地盤を固めろ」と言うし、ワーカーさんは近所の地域活動支援センターに職がないか当たるように言うし、JOBプラザでは「仕事より先に生活を」ということで職探しを後回しにするよう説得してくるし、不動産屋では前年度の年収を聞かれるし・・・。

もっともだよ。

もっともだけど、自分の希望に沿った支援をしてくれないというのをひしひし感じます。いますぐにでもなんとかしたいのになにもできない。強引に自力でやるべきなのか・・・?PSWの教科書とはまるで違った社会。パターナリズムで満ちた世界。

(あなたのためを思って・・・。)
それでどれだけの自信が削がれたか・・・。

 
この本読んでると、そこらじゅうで自分に返って考えさせられるので、全然前に進みません。精神障害当事者としての自分と、ワーカーになるべく勉強した自分。どちらの自分も自信を失っていきます。

いままでの失敗を振り返ると、周りが心配するのは分かるけれど、今までどおりではどうしようもないから、頑張ろうとしているのに。ひとりで生きているわけではないから、周りの意見はよく聞かなければいけないけれど。緩慢に殺されているのだろうか。

自信を失っていく過程をリアルタイムで感じつつ読み進めています。
 
清水の舞台から飛び降りてみようかな・・・。

あさ: 山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。
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