2007年の本だから・・・今はどうなのか?
景気が悪くなって、この本に出てきた人たちはどうなったのだろう?
私は以前、派遣会社に登録したことがあります。
ハローワークにサーバー管理の仕事が出ていたのですが、
申し込んで面接に行ってみるとそこは派遣会社のオフィス。
ワードとエクセルのテストをさせられて、VTRを見せられて、登録するようにと。
そして数日後、サーバーを管理する仕事の派遣先で面接。
事前面接は禁止されてたはず。
でも、人事とか管理職クラスの人から質問を受け、現場の責任者からいくつか質問され、仕事内容の説明がありました。
採否は後ほど・・・ということになり、数日後不採用との連絡が。
後から考えると面接時の質問に誘導尋問的な内容が含まれていたことに気づきました。プログラム組むのはお好きですか?うちでは暇な時にはちょこちょこプログラム組んだりするんですよ・・・。と。
倉庫管理のサーバーで、win NT3.5(だったと思う)で動かしていると言うことを考えると、システム的には枯れているはず。そんなところに新しいプログラム仕込むことはまずありえないと思われます。なんかあったら困るから。
そこで簡単なプログラムなら組めますよ・・・とか答えちゃったら、危険を感じるでしょう。システムに影響するようなことをしでかさない人物を探していたに違いない。ひっかけられました。
その会社、名前を明かさずに同時に複数の各種求人雑誌に同時に派遣会社経由で求人出してました。一人の募集でしたので明らかに法に触れていたのですが・・・。ハローワークに言っても「面接があるのは当然でしょう」とのこと。悔しかった。
っていうか、法を破っている求人がハローワークでまかり通っているのが理解できなかった。ものごとの裏側を見せられました。それ以来、ハローワークが信用できなくなりました。でも、他のルートで納得できる求人を探すのは難しかった。
その後、その派遣会社から家電量販店での売り子の仕事とか、気ぐるみに入ってイベントに出るとかの仕事を紹介されました。いずれも単発。私は受ける気にはなれませんでした。っていうか自分がそういうタイプの価値を持つ人間だと言うことを思い知らされました。良くも、悪くも。
今まで、いろんな仕事を見てきたけど、どこへ行っても法律って守られてないんだなあとつくづく実感します。法律が万能でないことは分かるけれど、いつかツケが回ってくるんじゃないかな。国家の根本が壊れているって事だし。
・・・これは世間知らずのたわごとだね。たぶん。
友人には派遣を使う側の正社員もいるけれど、法に触れるのを分かっていても上司には逆らえず違法行為を続けているような話を聞かされます。
そこまでして競争力をつけた上での今回の不況。笑えないね。
いろんなことに裏がある。それを感じ取ると被害妄想と区別が付かなくなる。
陰謀や裏で糸を引く何かを考えてしまう。
実際は合理的な判断で違法行為がまかりとおることになっているだけなのだろうけど。
ゲーム理論ですね。
だったら、ローカルミニマムに陥らないようにするために法律があるはずなんだけれど、由らしむ可し之を知らしむ可からず・・・ってところなんだろうな。
しかし、派遣社員以下の待遇の正社員だった私は恵まれていたのだろうか・・・?