夜がきて、ドタバタすることもできず、シャワーを浴びて一休み。
ある本を読んでいます。そこに出てきたことなので、孫引きです。
河上肇氏(貧乏物語の著者)が
「西洋は天賦人権、人賦国権であり、日本は天賦国権、国賦人権である」
とおっしゃっていたそうです。
人権というものは憲法に定められてるからあるものではなく、
人権があるのが当然だから憲法に定めたということでしょうか。
うっかりしてると、これが逆転します。
現在問題になっている、派遣切りなんかも
「企業があるから労働ができる」という考え方と、
「労働者によって企業が成り立っている」という考え方が、
どこかで逆転したから起こっていることなのでしょうね。
国は企業を救うために、金融機関の破たんを補てんするためにいろいろやるでしょう。
労働法関係もこれを機に作りかえられていくことでしょう。
ただ、現在力を持っている者に都合よく作りかえられる危険性があります。
よく見張っていなければなりません。
マスコミがセンセーショナルな事件で視聴率を争い、部数で勝負している間、
見えないところで何かが進行しているはずです。
これは私の妄想だけではないように思われます。
憲法は解釈で同じ文章でも性格が変わっていきます。
安心して自分の人生を預けられる国家、そしてその憲法であってほしいと思います。
私もPSWとなったからには「人間」を大事にした社会のために寄与できるようによく考えて、ことを見守り、行動していけるようになりたいと思います。
憲法記念日ということで久しぶりに硬いお話でした。