読売新聞に苦情を入れた方が良いのかな?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100608-OYT1T00491.htm

生徒の母親、体育祭中に刃物振り回し教頭けが

8日午前9時5分頃、体育祭が開かれていた大阪府東大阪市荒本西1、府立布施北高校グラウンド内で、金一宣久(かねいちのぶひさ)教頭(50)と話をしていた男子生徒の母親(36)が突然、持っていた果物ナイフを振り回した。

 金一教頭が取り押さえようとした際、左手のひらに軽傷を負った。母親は別の教諭に取り押さえられ、駆けつけた布施署員に、傷害と銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕された。

 同署によると、母親は容疑を認めているが、精神障害者2級の手帳を所持しており、同署は責任能力について慎重に調べる。

 高校や同署によると、母親はこの日朝、夫とともに同校を訪れた。当時、グラウンドで生徒は整列中で、母親は付近をうろうろしていた。さらに生徒らがいる場所に近づいてきたため、金一教頭が声を掛けたところ、母親は「子供を守らないかん。子供に会わせて」と告げ、「体育祭中なのでできない。応接室で話をしましょう」と断られるといきなり、ショルダーバッグからナイフを取り出し、わめきながら振り回した、という。

 母親は以前も、高校でトラブルを起こしたことがあったという。

 体育祭は事件発生後も続行された。

 府教委高等学校課幹部は「保護者が教員にけがをさせることなど想定していない。一体、どうやって防げばいいのか」と困惑していた。

(2010年6月8日12時50分 読売新聞)

しつこいしつこい、とってもしつこい勧誘をする読売さんの記事です。

なんだか余計な文章が紛れ込んでますねえ。

最後の「府教委高等学校課幹部」のコメントも言外に何を言わんとしてるかを読者に想像させ、短絡的に結論を導かせようとする気配がありありと。

「母親は以前も、高校でトラブルを起こしたことがあったという。」これを把握してるんだったら「保護者が教員にけがをさせることなど想定していない。一体、どうやって防げばいいのか」ってのはなんかつじつまが合わなくはないだろうか?どうやって防げばいいのかって・・・何を言いたいんだ。何を。

責任能力を云々する前に、学校とこの母親との間に亀裂があったようですね。
以前の「トラブル」で信頼関係が損なわれていたとしたらそれを修復しておかなければいけないのだろうに。修復が難しいなら、トラブルの継続を把握しているはずで府教委の言い分はちょっとおかしいですね。さもなければ、新聞社にコメントを出す立場ではないと思われます。学校側で把握している者が責任もってコメント出さなくちゃ。

それに、「母親は付近をうろうろしていた。」この時点で周りはみんなで見て見ぬ振りしてたんじゃないのだろうか?周りにいた人たちも気づかなくちゃ。母親とコミュニケーションを取れる人が居なかったんだろうな。母親に声をかけなくても、誰かしら責任のある者に対応を促すとかしなかったんでしょうか?それとも、母親が「何かしでかす」までは対応できないと思っているのでしょうか?差別とギリギリの線なので難しいのは分かりますが、声かけとかしなかったんでしょうか?

記事を読む限り、母親は事前にかなり「疎外」されてる印象を受けます。
思うに、少なくとも「突然、持っていた果物ナイフを振り回した。」ってことはないと思うのですが。サインがいっぱい出てるじゃん。

あと、「夫」は何やってたんだ?ってことも疑問のひとつですが・・・。

記事の書き方が汚いな・・・。と、思いました。

とにかく読売新聞には苦情を言いたくて仕方がありません。
「勧誘はいいかげんにしてください!」って。
手の届く範囲で私の言える事ってそのくらい。
だってお金払ってまで読む気がしないんだもん。

だから、読売新聞さんも手の届く範囲の記事を書いて欲しいものです。
今回の記事は手の届かないところを書く過ちを犯していると思います。
理解できないんだったら、どこが理解できないのか明らかにしないと。

こんな記事書くのだったら、日頃から精神障害に関して啓発を行う記事を載せていないとフェアではないと思います。薬屋さんをスポンサーにすればできると思うのですが。それはそれで偏ってきますが、手の届く範囲できっちりとした記事を載せる必要があると思います。

それとも載せてるけど私が気づかないだけ?
それはそれで問題ですね。
一体、どうやって気づけばいいのか、と困惑してしまいます。

「だったら新聞取れ」とか言わないでくださいよ。
記事の割に高いんだから・・・。障碍者割引とかがあるなら考えるけれど。

11 comments

  1. シバ says:

    普通
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100608/crm1006081401020-n1.htm
    こんな感じだろうね、短時間だと裏をとれないし。

    読売の記事って、
    精神障害「だから」という含みと
    モンスターペアレンツは・・・って感じが強いよね。

    ウチの家族って、テレビのニュース・報道・ドキュメンタリーや
    ノンフィクション系が大好きなんだが、
    この頃話題になるのは「脚色」と「ワイドショー化」
    この記事にもそーゆー色がにじみ出てるよね。

    10分のBSニュースや手話ニュースの方が
    事実の箇条書きみたいでまだ良いねぇって話してます。

    誰かが困惑していたとか、
    被害にあったナニナニちゃんはとても良い子でしたなんてのは
    ニュースでは無いと思う。
    感想は事実では無い。

  2. あさ says:

    >シバ さん
    >感想は事実では無い。

    これって単純に割り切れないんですよね。
    「語る」とか「伝える」ってのは、事象をとらえた書き手の主観が必ず入り込むものなので、「事実」ってのは「薮の中」なのですよ。

    こいつを参考に・・・。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/社会構築主義

    だからって、一部の人間をひっくるめて貶めかねない事は許されないと思います。

    読売は誰が何を思って書いたかハッキリ分かるようにしないといけないと思います。
    責任取ってもらうためにもね。

  3. シバ says:

    んー、ヘゲモニーとかフーコーしか聞いたこと無いや。
    ニーチェあたりで・・・すんません。

    ま、事実って「事象」自体が捉えた人の主観で違っちゃうのは
    なんとなく解るんだけど(他人になったことがないので本当は?)

    海外のニュースなんかも良く見るんだが、
    日本のそれらや記事ってなんかウェッティなのが引っかかるんだよね。
    お涙ちょうだいだったり、ねーこいつ悪いヤツでしょーみたいなの。

    >誰が何を思って書いたかハッキリ分かるように・・・
    報道論を語る気はないけど
    被害者や加害者に匿名権が無いのに、
    報道した側は匿名性が強いってのは怖いことだよね。

  4. amt says:

    とりあえず、表面的な事実は書かれていると思います。

    容疑者は手帳二級を持っている、としか書かれていないんですが、多分統合失調症か、パーソナリティ障害なんでしょう。

    この記事で、統合失調症という病名を出せば、「統合失調症」患者への偏見を煽ることになるでしょうし、そのあたりは抑制が効いているんじゃないかと思います。(逆に、精神疾患全体への社会的偏見を強める記事であるのかもしれません)

    「容疑者はどういう病気で、どういう社会的ケアが必要なのか」などと書くのは、社会面の事件報道の領域を越えていると思います。それはひょっとしたら我々当事者の仕事なのかもしれません。

    少なくとも日本の社会では、法曹レベルでは、統合失調症患者が、妄想から犯罪を冒しても責任を問われない(でも、世論がそれでは収まらない時は、大教大附属池田小学校の事件のように、吊してしまうこともありますが)けれど、一般人にそういう合意がある訳ではなく、このギャップが問題となっています。
    この問題は他の先進国でも小生の知る限り微妙だと思います。人口の 1% 出現する統合失調症患者を社会的にどう扱うか。

    > あと、「夫」は何やってたんだ?ってことも疑問のひとつですが
    統合失調症二級で婚姻を継続することは難しいと思います。普通は逃げるでしょう。


    amt

  5. あさ says:

    >シバ さん

    難しく考えるとキリがないけれど、この手の問題って頻繁に指摘される事なのに、あまり書き手の意識が高くないと言いますか・・・。

    ・・・わざとやってるのかな?とか思います。

    記事には署名が欲しいですよね。

    あと、お役所なんかの配置転換や、首長交代で今までの流れが切られてしまうとかも困った事です。

    首相がコロコロ変わる状態では安定した行政を求めるのは無理なのかなぁ?
    つうか、市役所なんかが2〜3年で配置転換を行うのは責任的にどうなんだろう。

  6. あさ says:

    >amtさん

    >とりあえず、表面的な事実は書かれていると思います。

    書いてはあるけれど、なんか偏向が感じられたわけで。
    手帳2級は重いですけれど、だったらそれに配慮すべきでもあり・・・。
    ないものねだりしてもしょうがないのでしょうか?

    そうそう、パーソナリティ障害で2級は難しいのではないかと思います。
    で、便宜的に統合失調症の診断を下すってのが現場的にはあるような。

    夫は現場に居たと読み取ったんですが、違うのでしょうか?
    まあ、精神疾患を理由とした離婚は法的にも認められているわけですが。
    そして、統合失調症でもパーソナリティ障害でも、ついでに躁鬱でも、活動が亢進しているのを押さえるのは難しいので、どうしようもなかったのかなとは思います。

    でも、なんとかならないものですかねぇ・・・。

  7. amt says:

    > 手帳2級は重いですけれど、だったらそれに配慮すべきでもあり・・・

    残念ながら、社会の多数派は配慮してくれないし、なぜ配慮しないといけな
    いのかも納得していないでしょう。

    手帳を持っているのだから、医師の管理下にあったと思われ、担当医に責任
    を問うというのが筋だとは思いますが、そういう仕組みにすると、以前のよう
    に重症者は閉鎖病棟に隔離、ということになろうかと思います。
    なぜ、以前なら入院させていたレベルを通院させるようになったのか、僕は
    その経緯をよく知りませんが、それが医療費削減の問題であるなら、今後こう
    いう事件は、政治が動くまで増え続ける、ということになるでしょう。
    社会安全の立場からすると、こういう患者は矢張り隔離するのが社会の為だ
    と思います。

    それより重要なのは、医学の管理下にないヒトが多数存在すると思われる、
    双極性II型や、パーソナリティ障害のヒトを(定期的健康診断などで)早期に
    発見し、医学の管理下に入れることだと思います。(画像診断が可能にならな
    い限り、双極性II型は簡単には発見できないから現在は無理ですが)

  8. あさ says:

    >amt さん

    理解も配慮も得られないから隔離・・・ってのは、理解や配慮を得られるように手を尽くしてからでないと無策による人権侵害なわけで・・・。

    重症なら隔離ってのも乱暴な話で、病者は各人各様であり、対応さえキッチリできれば安全は確保できると思われます。その対応が隔離のみではないということを忘れないようにしたいところです。

    別の話になりますが、社会安全を加害ー被害の方向から見るのならば、労働法を遵守しないで従業員を自殺に追い込む経営者層も何らかの形で隔離することが必要かと。暴論は承知ですが。

    極論、国民全部を医学の管理に入れる事が必要だと思うのですが、そうはしないし、できないですよね。線引きの基準はどこにあるのか?精神科領域の訓練を受けずに精神科クリニックを開業する医師が少なからずいると聞き及んでおります。問題は拡大するばかりですね。

    社会安全の立場を強調されますが、病者はなぜ他者に危害を加えるかと言えば、妄想によって追いつめられた末に自己を防衛するためであると思われ、いわゆる「正当防衛」はどこまで許されるものなのか?ということにもつながってきます。

    あくまでも、個人差があり、隔離の必要性はケースごとに判断されるべきであり、必ずしも隔離が正解という事ではないため、ひとくくりにしてしまうのは逆に危険なものを感じます。

    正常、異常の判断というのも難しいものですし、正常な人が常に正常であるとも限りません。社会安全の立場からすればアルコールは一切禁止すべきだという事にもなるわけです。でも、しないですよね。なぜでしょうね?

    おっしゃる事は十分に分かるのですが、危ないと(権威を持つものが)思ったら隔離すればいいというのも安易な考えではないのでしょうか?

    もし、ご自分が隔離されたら納得できるのでしょうか?

    被害者の立場になって考えると、私も強くは言えないのですが、精神医療、並びに精神保健福祉の分野に政治的にでも現場の知恵でもなんでもいいので熟慮された対応が求められているはずではあります。しかし、現場は悲惨な状況にあります。知恵を出さないなら予算くらいはつけろよ。

    で、機能不全一歩手前の政府にはあったまくるよなあ・・・。

    沖縄の米軍基地を関空か伊丹に持って来ちまえって私は前にどっかで書いたけど、あれも社会安全の立場から話がややっこしくなったケースですよねえ・・・。

    社会安全ってなんなんでしょうね?

  9. amt says:

    > 理解や配慮を得られるように手を尽くしてからでないと無策による人権侵害
    > なわけで

    現実の世の中は、何事もそのようには動きません。ハンセン氏病の問題にし
    ても、医学の発達によって隔離の必要がなくなっても、相当長期間に渡って隔
    離は続きました。隔離を止めるように社会を動かすヒトがいて、はじめて、隔
    離がされなくなったのです。
    しかし未だに、ハンセン氏病患者に対する(今や)不合理な偏見は根強く残っ
    ていると思います。

    統合失調症や躁病や境界性人格障害などの、他者への攻撃の可能性のある病
    気は、担当医の責任で、危険があれば隔離(保護といってもいいですが)し、隔
    離せずに事故を起せば、担当医が責任を問われる、という仕組みにすべきであ
    る、とamt は思います。

    > 社会安全を加害ー被害の方向から見るのならば、労働法を遵守しないで従業
    > 員を自殺に追い込む経営者層も何らかの形で隔離することが必要かと。暴論は
    > 承知ですが。

    僕は暴論ではないと思います。
    デンマークでは、残業を強制した管理者は実刑に処せられるそうです。
    (実際的には書類送検程度が多いそうですが、前科者になるわけです)
    実際の裁判をみると、著しいワークロードと自殺の因果関係を立証しにくい
    ので、この手の問題は難しいのです。自殺する程超多忙だったら、精神科医に
    診てもらう時間もないし、精神科医の管理下にあれば、自殺は未然に防がれる
    だろうからです。
    私の前の職場でも、夜中ですが、まだ沢山同僚が働いている時間に職場で首
    を吊った奴がいますが、彼の場合、なぜ自殺したのかは不明です。(そんなに
    ワークロードは高くなく、amt の見た限りでは、鬱病には見えなかったです)

    ま、義務教育のウチから、ある程度以上のワークロードを命じられたら、証
    拠を添えて警察に被害届を出すと、業務上過失傷害未遂で実刑、とかいう風に
    なると日本の労働衛生もよくなると思いますが、肝心の医療機関が、オーバー
    ワークの巣ですからどうしようもないですね。(ま、医師会が開業医の高収入を
    守る為に国立大医学部の定員を減らしたから自業自得なのですけどね)
    かといって、医者が歯科医や薬剤師みたいに過剰になると不良医師(すでに
    不良精神科医は多発していますが)が増えて困りますが

    > 極論、国民全部を医学の管理に入れる事が必要だと思うのですが、そうはし
    > ないし、できないですよね。線引きの基準はどこにあるのか

    三大精神病の、統合失調症と双極性障害と器質性でないてんかんは、遺伝しま
    すから、ハイリスク群を定期的に監視することができると思います。
    但し、双極性障害II型と、軽度なてんかんは、相当数未発見であるんじゃない
    かと思います。

    > 社会安全の立場を強調されますが、病者はなぜ他者に危害を加えるかと言え
    > ば、妄想によって追いつめられた末に自己を防衛するためであると思われ、
    > いわゆる「正当防衛」はどこまで許されるものなのか?ということにもつな
    > がってきます。

    病者が「正当防衛」を行なったとしても、法的には心身喪失、として扱われ
    ている訳です。更に世間一般としては、「理不尽」な暴力としか思われないで
    しょう。世間的には、精神病者が法的責任を免れることが納得されていないと
    僕は思います。

    > 社会安全の立場からすればアルコールは一切禁止すべきだという事にもなる
    > わけです。でも、しないですよね。なぜでしょうね?

    WHO はタバコの次はアルコールの規制に動くのだそうです。アルコール常習
    者は肝機能検査で簡単に識別でき、飲酒運転の大半はアルコール中毒者ですか、
    ら、運転免許の更新時に肝機能検査を義務ずける、とかいったことをすべきで
    あると思います。これについては、小生が健康を回復したら「構想日本」に提
    案しようと思っております。

    これとは別に、アルコール中毒者は医学的管理の下に入れるべきであると思
    います。小生の周辺にも、日中の血中濃度が、飲酒検問にひっかかる程度まで
    飲酒するヒトが多数います。実感としては、成人男性の 5-10% くらいは、アル
    中ではないかと憶測します。

    > 危ないと(権威を持つものが)思ったら隔離すればいいというのも安易な考
    > えではないのでしょうか?

    昔は閉鎖病棟に隔離していたものを、いい薬が出来て症状を抑えられるよう
    になったから、と、(医療費も削減できることだし) と、開放的なグループホー
    ムなり自宅通院なりにした結果として、こういう事件が増えている訳です。
    現実的で隔離よりいい方法があれば、それを提案されるのがよいと思いますが
    社会的には、病者の人権よりは、社会安全が優先されると思います。

    > ご自分が隔離されたら納得できるのでしょうか?

    自分は寝た切りのようなものですから、閉鎖病棟に入ることに抵抗はあまり
    ありません。(重症者と一緒は困りますけど)

    > しかし、現場は悲惨な状況にあります。知恵を出さないなら予算くらいはつ
    > けろよ。

    政治も行政も自動的に動いている訳ではありません。「構想日本」などを使っ
    て、その思いを政策として実現されてはいかがでしょうか。
    当事者をとりまく社会的な問題は当事者しか知り得ない訳ですから、当事者が
    動かなければ、改善されようがありません。

    > で、機能不全一歩手前の政府にはあったまくるよなあ

    あなたやわたしの一票で選んだ政権です。

    > 沖縄の米軍基地を関空か伊丹に持って来ちまえって私は前にどっかで書いた
    > けど

    普天間の海兵隊は、別に日本を守ってくれている訳ではありません。
    移転しなければならないのは、このの兵隊が小学生を輪姦した事件を起した
    ことと、新しいタイプのヘリと固定翼機のハイブリッド型の輸送機を運用する
    のに、住宅地に隣接する基地では危険だからです。
    彼等は、ミクロ的には、我々の安全を守ってくれるのではなく、我々にとっ
    て危険な存在である訳です。日米安保条約上、別に日本にいてくれない方がい
    い訳ですね。にも関わらず、彼等に基地を提供することを強要されているのは
    表面的な事実からは説明のつかないことです。(なにか外交密約があるのだと
    思います)

    > 社会安全ってなんなんでしょうね?

    国家第一の仕事です、日常生活を安全に送ることを保証すること。日本の場
    合、優先度の高い課題は、労働衛生の問題と、先進国としては突出して自殺率
    が高いこと(仏教国だから当然という気もしますが)が関係すると思われる精神
    衛生の問題があると思います。

  10. あさ says:

    >amt さん

    ご丁寧な返答ありがとうございます。

    >昔は閉鎖病棟に隔離していたものを、
    >いい薬が出来て症状を抑えられるようになったから、
    >と、(医療費も削減できることだし) と、
    >開放的なグループホームなり自宅通院なりにした結果として、
    >こういう事件が増えている訳です。

    このあたり、因果関係の調査などは行われているのでしょうか?
    そのデータが押さえられればなんらかのアクションがおこせますよね。

    イタリア辺りで研究した論文かなにかが見つかるといいのですが。
    イタリアは精神病院を廃してしまったと聞いておりますので。
    バザーリア法関連で探せばいいのでしょうか。
    日本の風土とは下地が違うはずなので簡単に比較はできないでしょうけど。

    >社会的には、病者の人権よりは、社会安全が優先されると思います。

    もしそうならば、かなり精密に立法した上で運用される法が必要ですね。
    個人より社会の利益を優先するという論理は第二次世界大戦の際に
    かなり悪用(?)されたものだと思います。

    >自分は寝た切りのようなものですから、
    >閉鎖病棟に入ることに抵抗はあまり
    >ありません。(重症者と一緒は困りますけど)

    これは個人によって相当差が出るところでしょうね。
    私は、重症者でなくても他の患者といろいろ摩擦が生じるので苦手なところです。

    >あなたやわたしの一票で選んだ政権です。

    私の票は死票となってしまいました。
    比例代表はある程度汲んでもらえているのでしょうが・・・。
    二大政党制をうたって制度を改革してみたら、
    二大政党の膿が出て来ましたね。与党も野党も。
    しばらくは、国政は混乱を続けるのでしょうか。

    >日米安保条約上、別に日本にいてくれない方がいい訳ですね。
    >にも関わらず、彼等に基地を提供することを強要されているのは
    >表面的な事実からは説明のつかないことです。
    >(なにか外交密約があるのだと思います)

    これでは、自分の一票は何のためだったのか分かんないですね。

    >> 社会安全ってなんなんでしょうね?
    >国家第一の仕事です、日常生活を安全に送ることを保証すること。

    社会安全も国から地方自治体へと軸足が移されると思います。
    それでないと、医療も福祉もお仕着せの机上で作った法律に翻弄される
    現在の状況はかわらないように思います。

    当事者が声を上げるのに、構想日本で大丈夫かな?と、少し心配です。
    ましてや、「社会安全のために自分の人権を一部放棄したい」となると、
    なんかおかしな注文をしている気もします。

    複数のチャネルが必要で、そこで議論になってこそ民主主義かと。
    本来、それが国会の役割なはずなんですけどね。

    多数のための社会が作られてしまっては、マイノリティは暮らしにくく、
    「社会」のために云々というのは、第二次世界大戦の某国某党の
    主張が思い出されてしまいます。

    社会安全のためにならガス室送り?
    そこまで考えてしまうのは杞憂というものでしょうか?

    ・・・それとも、妄想でしょうか?

  11. amt says:

    ちょっと議論が発散してきましたね。

    ●問題
    病気のために、他人に刃物を振り回したりするヒトを社会はどう扱うべきか

    でよろしいでしょうか。

    ●問題発生に至る経緯
    – 医師は無責任に、隔離すべき重症者を社会に出すようになった
    – その一方で、社会にそれを受け入れる用意がない

    ● amt の個人的意見
    – 矢張り「他人に刃物を振り回すことが予見される」病気のヒトは隔離すべき
    — 出すことを許可した医師は責任を問われるべき
    – 義務教育で三大精神病を教え、発症後早期に医療管理下に収容できるようすべき
    — アル中についても同じ
    – 法曹は、統失等で暴力をふるう人間の社会的扱いについて説明すべき
    – 三大精神病で遺伝するものは、ハイリスク群を早期から監視すべき

    でも、「精神病者とどう共存すべきか」という課題は残る

    ● amt の経験から
    – 統失ではないが、投薬のため幻覚・幻聴の経験がある
    – たまたま、そーいう知識があったので、リアルなものでも現実との区別がついてしまった
    — だから妄想が広がる、ということはなかった
    — 素人考えだが、人間の情報処理とかのメカニズムとかを教えると、統失を発症しても正気でいれるのではないか、という気がする
    — つまり認知療法的に問題行動を防げるのではないかと思う

    ●まとめ
    社会に対して、精神病者とどう共存すべきか、を決めるのは、1)政治家(統失の小泉元首相とかですね)、2)厚労省の医官(彼等の怠慢であると思う)だと思います。
    国会で「精神病者とどう共存すべきか」など議論される道を開くのは、どこでしょうか。国民新党の亀井代表は鬱病歴があったりするので、期待できるかもしれません。

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