JFK空港を降りて、まずはNYのペン・ステーションを目指します。
NYCエアポーターというバスが便利だとガイドブックに書いてあったので、
切符売りのスタッフを探しました。
そしたらガイドブックの写真とはぜんぜん違う格好してました。
なんとか切符を買ったはいいけれど、切符売りのおにいちゃん愛想が悪い悪い。
しかもやたらと待たされる。
なんとかバスに押し込まれて出発。
向こうの運転は荒い荒い。クラクション連発。
で、街中に放り出されてしまいました。
向こうは親切な案内表示がほぼありません。
そのかわり、通りの名前が整然と付けられております。
ペン・ステーションをようやく見つけて、切符を買います。ワシントンDC行きの「アムトラック」です。あらかじめネットで買うこともできたのだけれど、時間指定しなければなりません。遅刻すればアウト。しかも日にちや時間帯によって価格が変わります。通勤時間帯は高額に。
ネットで、予定時間の切符代を調べたときは90ドル半ばだったのですが、
実際買ってみたら111ドル。すでに予定より2時間以上遅れています。ラッシュにかかってしまったのでした。チャイナ・エアラインめ・・・。
夕暮れで不安になりつつ、夕食用のサンドイッチと水買って、列車を待ちます。
列車が遅れていて、ギリギリ到着、ギリギリ搭乗、ギリギリ出発でした。始発駅じゃねえのかよ!
待っている人が多すぎて臨時に、閉鎖していた改札を開けて無理に乗せるという
荒業を使われました。列車までの狭いエスカレーターは停止。階段なし。
重いトランク運びながら、高い金払ってこれはねえだろと思うことしきりでした。
向こうでは列車というものは時間通りに走りません。だったら時間指定の切符なんて売るなよと言いたいのですが・・・。
で、乗ったはいいけれど、座る席がない。
新幹線みたいなものなのですが、2つ並びの座席を一人で占有してる人の多いこと。パソコンおっぴろげて座席に荷物を置き、我関せず。
荷物置き場スペースで「立っててもしょうがないか」と諦めていたら、ドレッドヘアの車掌さんが切符を切りに来て、「座りやがれこのやろう」と叱られました。これまたすっげえ高飛車。
座席を探しに探して相席願ってやっとこさ座るとしばらくして車掌さんが来て「座りやがったかてめえらめ」と、吐き捨てながら、座席の上のホルダーに目印の札を挟んでいきます。自由席なんだけれど、一回座ったらそこが指定席になるというシステム。
旅慣れぬ私をアメ公共はニヤニヤ眺めておりました。唯一、おばちゃん2人組が「Good luck!」と、励ましてるんだかなんだかわかんない声をかけてくださいました。
もう外は真っ暗。予定では、とっくにホテルに付いている時間なのに・・・。
窓の外の写真撮っても全然写んない。車内を撮るのにフラッシュたくのは怖すぎるし。
3時間列車に揺られて、到着したのはワシントンDCのユニオン駅。
街中の店はみんな閉まっています。コンビニですら。自販機も無いので水も買えないです。
駅前でタクシー拾って、なんとかホテルに到着しました。
タクシーによってはボッタクリもあると聞いてたのでヒヤヒヤです。
フロントでチェックイン。
フロントのお姉さんは予約が確認できるまでは仏頂面。
確認できたら突然、にこやかに。
部屋についた私と嫁さんは侘しくサンドイッチを頬張って、
すぐにぶっ倒れましたとさ。
初日で大国アメリカの手厳しい洗礼を受けたのでした。
つづく。
View Comments (2)
NY〜DC間って東京〜名古屋間くらいあったよね。
アムトラック110ドルって高いなぁと思ったが、
よくよく考えると東京〜名古屋を1万なので、そーでもないか?
でも、物価とスピード考えるともうちょい安くていいよなぁ
110ドルって言えばアメ公のスーパー行けばそれなり以上に買えるもんな。
ワシントンってNBAやNFLのニュースチェックしてる感じだと
あんまり治安が良く無いイメージ強いし
ユニオンからタクシーは良い選択かも。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree2.php/id/367099/-/parent_contribution_id/367099/
アメリカって観光に不向きだよねー
ヨーロッパが良いとは言えないが、米はいろいろゾンザイでさ。
日本の良さを感じますね。
>シバ さん
アムトラックってピークでは140ドルくらいまでいくんだって。
まだ安い方なんだそうな。円高で救われました。
駅の売店で、でっかいサンドイッチがひとつ12ドルくらい。水は540mlくらいが2ドル前後。ただし、場所によって激しく値段が変わります。物価高いんだか安いんだか。
タクシーも運転が荒くてヒヤヒヤでした。
豪快な車線変更と割り込みはサーキットの狼かよろしくメカドッグ。
どーも、むこうの交通機関には「客商売」という概念が無いんじゃないかって気が。