コレ読んだ。
昭和24年(1949年)の発表作。
kindleで無料の青空文庫をダウンロードして読みました。
やっぱ凄いや。色あせぬ文章です。
精神病者は自らの動物と闘い破れた敗残者であるかも知れないが、一般人は、自らの動物と闘い争うことを忘れ、恬として内省なく、動物の上に安住している人々である。
いや、痛快ですね。
他にも現代でも通じる言説でバッサバッサ。
マスコミも社会もめった切り。
凄いや。
http://ja.wikipedia.org/wiki/坂口安吾
うあ。むちゃくちゃな人だ。かなわねえなあ。
つうことで、面白かったので読んだこと無いかたはご一読を。
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坂口安吾は、白痴くらいしかまともに
読んだことない。
太宰と芥川はかなり読み込んだ。
そしたら自分も自殺したという笑えないオチw
ちなみに自殺する一週間前に読んだのが、アメリカの
大ヒット映画、i am legend の原作の小説、
日本語版タイトル、地球最後の男、
これ、めっちゃ面白いです。
後は、同じく精神状態最悪のとき読んでも感動できたのが、たったひとつの冴えたやり方、これはすごい
統合失調症的世界観です。
しかし、物語の最高傑作は、江戸川乱歩、彼に集約されると個人的に思います。
そうかと思えば、僕は、現代小説のチープの恋愛物も
大好物です。吉川三国志なんかももう四回くらい通して
読みました。小説はいいものである、まる。
>野次馬ちゃん
結構読んでますね。
たった一つの冴えたやり方は読んだ。
主人公がけなげでエエね。
えーと、ぜひペリー・ローダンシリーズを読破して内容を教えてほしいものです。
SF好きなんだけど、あれはとても・・・。
ノーストリリアなんて結末が悲壮でよくない?
青空文庫に高村光太郎の「智恵子抄」ありますよ。
ネットで読みましたよ。
kindle重たいですか?
'95年の映画の「JM」は統合失調症っぽかったので
小説を買いたくて探したけれどありませんでしたね。
今wikiで見たら
>通常は80ギガバイト、ダブラーを使用することで最大160ギガバイトの情報を運ぶことが出来る。
って、時代が追いついちゃった感じでした。
>長谷川君枝 さん
智恵子抄はもうダウンロードしてありますよ。
白痴とかも。
狂人日記というタイトルの作品がいくつもあるんで一つづつ読んでます。
ゴーゴリ、モーパッサン、魯迅ってね。
kindleは白黒のやつ買ったんだけれど快適。
もっさりしてるけれど実用上問題なし。
やっぱり専用端末は良いです。
SF小説は、後は、ハインラインとかかなり
好きです。自由未来、夏への扉、月は無慈悲な、とか。
高校時代、自由未来読んで、俺は翻訳家になる!とか
思った時期もありました。
ベタなところで、スタンド・バイ・ミーの小説とかも
なかなかいいです。
後、心に残るのは、貴志祐介という推理小説家の
初期の方の作品とか。
辻仁成、芥川賞作家ですけど、アンチ・ノイズとか
いいです。
宮本輝の自叙伝とかも最近読んで心に残った。
五木寛之の天国への100マイル、昔映画化されたけど、
原作は感動ものです。
大分病気になってから読書量減ったけど、高校3年間で
300冊くらい小説読んだ蓄積量はあります。
基本的に、その作家の初期の作品を好む傾向にあります。
処女作に全てが詰まってる、という格言もあるくらいですし。
>野次馬ちゃん
語りますのぉ。
ハインラインはだいぶ読みましたぞ。異星の客とか悪徳なんて…とか、
アシモフ、クラークのご3家はやはり偉大です。
あと、ホーガンとかディックとかラッカーとか。
みんな全てを網羅してはいないけどおいしいところを。
日本の作家のはあんまり読んでません。
エッセイなら土屋賢二とかのが好きなんですけどね。
病気になってからは新書に目覚めた時期がありまして、
各種新書ブームの前の頃、手当たり次第に読んだ記憶があります。
今はそのパワーもかなりアカさまに吸い取られて・・・
とほほ。仕方ないけどね。
もっと古典を読んでおくべきでした。