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ガンと精神と力と技と風車がから回る

昨夜から調べ物。
正確には昨日病院で見た雑誌の記事について。

がんに効くものとして言われているものに
補完代替療法としてサプリメント類がいろいろあるけれど、
効能のうたい方に疑問を感じたものがあったので調査。
ほんとに効きそうに書いてある…が、それがこういう物の常。

精神病系向けにもいろいろあるが、気休めだと思っている。
ん?気が休まれば精神は落ち着くのか?
 
で、いかにも誇大な表現だったので根拠を洗ってみた。

・・・昆虫での実験結果での効能の大きさをでかでか表示してた・・・

根拠としては、東大薬学部の研究成果なのでそれなりなのだが、
人体への治験と称するものがしょぼい。
対照群が無かったり、人数が少なかったり。
一体どの病気に使って指標は何かよくわかんなかったり。
そもそも病気の人間に対して使ったのか健康な人間に使ったのか、
年齢は?性別は?…etc.

怪しい。

精神病薬に対する陰謀論めいたものが流布してるけれど、
治験は正しく行われてればそれなりに信用してもいいのではないかと思う。
メガ・リサーチがあればなお結構。

科学的に調べないで、効く効かないを論じるのは危険だと思う。
 
で、特許文献を漁ってたら、件の製品、日本での製法特許を取得していない。
成分も謎。単なるありふれた野菜からの抽出物。
秘伝の製法で作られているというわけか。

で、治験は上に書いたごとし。

んなもの怖くて飲めるかよ。
 
表示的には「食品」なんだそうで…。
 
製造元が「エビデンス」に基づいてるって言ってるけれども、
どういうエビデンスなんだか。
 
原料がなんであれ、危険を感じる。DHMOの論理とまではいかないが。
 
まあ、鰯の頭もなんとやら。プラセボ効果でも効いたものは効いた…?
それでいいのか???
 
というわけで、健康食品の仕組みの一端を見たのでした。
 
補完代替療法、民間療法の類に勝負を挑むのは
相手が世間様なので、ドン・キホーテになって火災のもとに…?

そんなこんなで空回りしている私でした。

 

あさ: 山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。

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