2020年1月6日よりハローワークのシステムが更新され、稼働しました。
ここ2日で求人、求職両方の側のシステムを使用してみました。
ハローワークは大混乱に陥っております。
窓口職員は泥縄式対応にてしのいでおりました。
スマホ等での見栄えは良くなりました。
システムは・・・
控えめに言って、ユーザ無視して要件定義した、あるいは運用テストしなかったとしか思えん。
ざっくりとこんな様子・・・。
求職側サイドシステム
・初期登録に膨大な情報が求められる。
・さらに窓口でのメールアドレス登録が必要。
・自分の履歴情報がハローワーク窓口でしか変更できない。
・ネットで完結しない。窓口に出向く必要性が残っている。
・学歴や資格欄が貧弱すぎる。(2つ大学出てる俺は両方を記載できないようである)
・それにしても、窓口対応で入力するにはデータ量多すぎ。
・検索システムは強化されているように見えて今までのものを踏襲している。
・詳細検索の設計、前のと似たような〜って感じで作ったろ!あまり代わり映えしないぞ!要件定義半分サボったのか?
・検索結果、どんだけスクロールさせんねん。一覧表示でざっくりと見たいときもあるんやで。
求人側システム
・12月以前のデータにアクセスできない。(求職者の検索には引っかかるのに!)
・12月以前のデータの移行が完璧ではない。(事業所の人数が整合性取れていなかったりする。そのくせそれを理由にしたエラーで止まる)
・1月以降のデータ入力の手間数がステップが細切れで一方方向のかたまりでの入力の順序しか許さないため編集がしづらい。
・うっかりするとデータが飛ぶ(仮の求人票を出力しようとするとエラー吐いてフリーズする)
・1アカウントあたり一度に1件しかデータを仮保存できない。10個アカウント持てることは持てるが・・・メルアドをIDにしているので・・・めんどくさい)
・地図入力のピン立てのシステムがバグ抱えている。
・窓口で企業情報を最初に作成しなければならないが、エラー頻発で正確な情報が入れられない。(不正確でも情報を入れないとエラーを吐いて先に進まない)
・文字数制限が厳しい割に、入力時にリアルタイムで補正できない。(行数カウントと1行あたりの文字数、総文字数くらいユーザインターフェースでなんとかしろよ)
両方に言えること
・窓口の職員が教育されていない。エラーコードのリファレンスもない模様である。
・さらに、それをいいことに不確かな情報を入力してシステムエラーを回避する。
・システムに関しての不正確な情報を利用者に伝達して平気。
・作り直すなら中途半端にやるなよ。今後改修されるんだろうが。
まだまだ使い込んでいくとどうなるかは分かりません。
両者のコミュニケーション機能が生きてくるのか?ゾンビ化するのか?
うっかり求職すると個人情報ごっそり抜かれる可能性があります。
その辺、慎重に扱わないと・・・。危険なシステムだと思われます。
indeedあたりが個人のデータを引っこ抜いて、集約してビッグデータ化でもしたら・・・。
うすら寒いものがあります。
民間事業者へのデータ提供を可能としているシステムです。どーなるかなあ。
そうそう、利用規約とかの類、読む気失せるほど長いのに、最後までスクロールさせるなどしないと利用できないというお定まりのパターンです。
全部読んで理解できる人間は、ごく限られると思われますが。承諾したことになるんだよね。
これなんとかならんものなのかねえ。
まだ、運用始まったばかりで様子見の部分も大きいのですが、
とっても危ういシステムだと思うのでした。
窓口介してもフェイク情報が流れるのは当然。
防衛策を求人求職両方が講じないといけないとは思うものの・・・。
なんか、おきますよ。きっと。社会問題が・・・。
View Comments (3)
文句多いな・・・社会問題にはならないと思うよ。
困る人は多々居るだろうけど。
スマホで各艇深刻より危険度は少なかろう、と。
そうかな?
それならええが。
認証機構が貧弱で、最初のハードル上げてる感じ。
一回くぐれば、企業側にやや有利かな。
まあ、窓口職員かわいそう。