カテゴリー: 読書

読書記録

意識高い系障害者(笑)?

障害者の自立が叫ばれたり、権利がどうのこうの言われたり、
自助やらセルフヘルプやらピアサポートやらいろいろあるわけなんですが、
そんなことをつらつら考えつつコレ読んだ。

「ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない」漆原直行

いわゆる仕事をしている健常者でも、自分の能力に不安を持ち、
本読んだりして不安を解消しているわけなのです。
が、それも出版社のカモにされているにすぎないケースが結構あるという話。

我々の目線から言って・・・
障害者の自立・・・とか言ってもそこには地道な努力が必要で・・・
仕事をするにも目の前の仕事を着実にこなしていくことが必要で・・・

ということなのでしょう。

自分を顧みて、色々反省もしますが、
他人のふり見て我がふりなおせっつーことで、
妙に浮き足立っている障害者に対して考える必要があるかなと思ったり。

自分も地に足をつけて・・・

夢をみるのが悪いんじゃないけれど、
一歩一歩積み重ねるのは必要です。

その一歩を間違えてるかどうかよーく考えないといけないと思うわけです。

そこで、「意識高い系障害者(笑)」とならないよう自戒を込めて・・・。
障害者自立系の当事者本には気をつけよう。と個人的に。
ビジネス書と同じく「カモ」にされないように・・・。 

援助と考えるんなら・・・いいのか?商品としてそれってどうよ? 
 

 
ところで、「意識の高い変態(笑)」になるのはいいかも。
この場合、(笑)が重要wwww
さて、道は険しいぞ。

な。

精神科は今日も、やりたい放題

これ読んだ

精神科はみんな詐欺だそうだ。
ご本人は内科医。

こないだクレペリンの本読んだけど、精神科がまるで詐欺だとは思えない。
ただ、最近の薬の乱用に警鐘を鳴らしている点はそうかもなと思う。
噂に時々すごい病院があると聞くこともあるし。
で、漢方薬を列挙するのは・・・うーむ。注釈付きとはいえ矛盾?
本人自ら「やくざ医者」を名乗ってるから良いのか。

でも、精神科がいくら怪しかろうと、腐っても学問。
大人が本気で取り組んできたものはバカには出来ないわけで。
精神医学会内部から現状の診療に対する批判が出てこなくちゃ。
(一部診療家には批判的な人物がいるのは知ってるけれど)
内科から石投げられてしまってるのはなんとも。

現状の精神医学でも多剤併用に関しての批判により単剤処方が薦められてはいるらしいけれど、
精神科の存在そのものに疑問を呈するのは思い切ったものです。
精神病なんてものは無い!
とおっしゃる。
 
 
うーむ。私は人類全員精神病だと思うので、真っ向から対立ですね(笑)
 

昔読んだなだいなだの本の数々を思い出しました。
人間偏ってて当然。病気とするかどうかは周りが決めてたりする。

最近では周りの反応を見越して疾病利得によって本人が決めてたり。
 
社会とか人間関係の中で起こってくる病なのだな。
薬が効かないわけだ。

でもさ、クレペリンの本にまで戻ると、そうも言っていられない。
ホンモノはやっぱりあるというか、現在の定義とはズレてるけど「病気」としての何かはあると思う。

スタートラインに戻る必要があるのかな?
それにしては今まで積み上げたものは大きいな。
どこを捨てて行くのか。どこを活かすのか?

しかし、うつ病のセロトニン仮説も統合失調症のドーパミン仮説もPTSDも神経症も発達障害も人格障害もぶった切られてるよ。

みーんな製薬会社と精神科の金儲けの種だった・・・。うわー。薬が悪くて、周りがそれに乗っかってるのが悪いんだ。

極論っぽいけれど、一理あるような気もします。

でもなあ、本当に精神病になった人間にとって医者を選んでる余裕は無いし、
抗精神病薬が救いだってことは言えると思うから・・・。
もうちょっとちゃんとした本出してよー!
6000円してもいいから。
キッチリ症例とか論文引用とかが整ってる・・・。

もし出てるんなら教えてください。

kindleって読みたい本が少ない。

タイトルがもっと増えるかとおもいきや、なかなか充実して来ません。
暇つぶしには十分でも、調べ物には使えないような。

とりあえず、古典を読んで自分のベースを固めますかね。

同人誌的なのがもっと出てくるかなとも思ったけど、そっちも今ひとつ。

まだまだ今後に期待・・・ですね。
新書とかもっと出てこないかなあ…。

精神注入棒とかいうのがあったっけ?

http://www.rbbtoday.com/article/2012/12/11/99239.html

乙武さん曰く…だるまの目入れに関して。

http://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/heiwa/shiryou/01-14.htm

さて、昔の軍隊ではこんなのがあったとか。

見えない障害を持つ我々は、どう考えていくべきか。
言葉狩りでは事態は解決しないというのには同意。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%82%89%E7%BE%8E%E6%A8%B9

「よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」「そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、それは『無理』じゃなくなるんです」

こんなんがまかりとおるから・・・

でもね、今読んでるこいつ読むとそういう人の言うことの裏にある思想がわかるんだよね。

勤勉、倹約・・・etc.美徳を解いた本ですが…。

で、それで行き詰まるこの社会。
正義が定かではない時代なのだなあと思うのでした。

狂人日記

青空文庫。

まず魯迅。
自分が喰われてしまうという妄想。&周りがみんなつるんでいるという妄想
統合失調圏でしょうか。

これはゴーゴリ。
誇大妄想と恋愛妄想。統合失調症っぽく見えるけど、
作者の創作が大きく入っている様子。そんな感じ。

そしてモーパッサン。
こいつは統合失調症というよりサイコパス?
殺人鬼の日記。裁判官が実は殺人に取り付かれていたという…。
統合失調症って一般人からこういうのと一緒に見られているのかな?

 
一言で狂人というとこれだけ幅がある。
あえて言うなら魯迅のが一番納得がいく。
あとは、一緒にされるとちょっと…という感じの「文学作品」でしょうか。

一般人の見方って多分こんなんかなって思うと薄ら寒くなる次第でした。