カテゴリー: 読書

読書記録

ポジティブに振り戻す午前3時。

イライラはお腹がすいてるせいもあるからスパゲティ作りました。
こりゃ太りそうだ。

で、読んだ本の紹介でも。
「こころの病に・・・元気の出る処方箋」編集・東京都精神障害者団体連合会

活字がでかい。消耗期の人に合わせて作ったのかな?1000円を高いと見るか安いと見るか。

微妙です。当事者が当事者に語るのは大事なんだけれど、
書籍としてまともな形になるというのは難しい事なんだなと思いました。

そこへいくと、やどかりの里のブックレットはよくできてるよなとあらためて思います。

もっと奥へ、深く、考察やら洞察していかないと。
この本はあと一歩の踏み込みが足りない気がしました。

言わずもがなのことをあえて言うのが大事かと。
原稿を書いた皆さん、なんか構えていらっしゃる。

少なからず、医師やワーカーの言葉を借りている気がしました。
医師やワーカーも他人の言葉を借りるから、どんどん言葉の輪郭がぼけていく。

当事者でないと語れない事がもっとあるはずだと思う。
もっとも語れるような元気な人は当事者活動に参加するかどうかわかんないか。

そこへいくと、海外の当事者の本って凄いよね。
ビアーズに始まりがあるのでしょうか?

あの本もたいがいにせよと言いたい事があるけれど。
宿命なのかな・・・?

えーと、結局私はこの本で元気は出ませんでした。
「こころの日曜日」とかの方が良いと思います。

辛口過ぎるかな・・・。
でも、障害者が「対等に」出版物を出すという事は、正当な評価を受け入れるべきで・・・。
まあ、私にはできない事ですから、凄い事を成し遂げたのは確かですけれど。

もっと掘り下げないと面白くない気がします。
無い物ねだりしても仕方ないか・・・。
でも、精神障害者は知的障害ともちょっと違うし。

難しいところです。

結局ネガティブかよ・・・。

「当事者主権」中西正司・上野千鶴子 を読み終えた。

病院の待ち時間は異様に長いです。
ちびちび読んでいたこの本を読み終えました。

統合失調症者の主権ってどうすれば獲得できるのだろう。
「べてる」の例が出されているけれど、べてるの表に出てこない部分ってやつがあるんじゃあないかって思う今日この頃です。

統合失調症者がみんな「べてる」に適応できるわけではないのだろうし。

「べてる」の方針が「適応できない事を肯定する」みたいな感じだったりするのだろうけれど、それが嫌だって人もいるだろうし、そんな抽象的なものじゃなくて、感覚的に水が合わないって人もいると思う。

べてるについてはこの本ではちょこっとしかでてこないけれど・・・。

精神障害者は主権を持つ事ができるのか?
パターナリズムから脱しようと音頭をとる人は、その行為がまさにパターナリズムではないかという矛盾に悩んだりしないのだろうか?

精神障害者同士がピアの立場でカウンセリングしあったり、ミーティングしたりするのは、独りで考え込んでいるよりはいいのだろうけれども、自らの問題を表出するという行為に障害を持つのが精神障害者であるわけで・・・。最近増えてると言われるうつ病系の一種としてのくくりでまとめられる人たちとかも、表出の仕方にまさに問題を抱えているわけで。それに当事者同士でもパターナリズムはあるだろうし。

他人の事はいいや。

自分の事を考えるに、果たして主権を持つ事ができているだろうか?って考えると、「主権ってなあに?」という問いが出てくるわけで。よく「自分らしく生きる」とか「あたりまえのくらし」とかいわれるけれど、そういうのって健常者でも持ってないものじゃないのかなって思います。

「普通」とか「常識」とか「自立(自律)」とか、「個性」とか、そういうのは、現代の「神」の名前なんじゃないかな?って思ったり。信仰の一種のような気がしてなりません。「神」って言うと特定の何か偶像みたいなものを考える人が多いと思うのだけれど、そういうのじゃなくて、説明不能なものの処理をしてくれるものはみんな「神」なんじゃないかなと思います。言ってみれば「思考のゴミ捨て場」が「神」なのではないかと。

そこから日常に帰ってどううまくやってくかってのがキモなのだろうけれど。

主権を奪うために選挙に出る「神」。
まさに政治の混乱はそのへんに問題があるのだろうな。

結局、この本を読んでも「へー」と思ったり、
「頑張った人たちがいるんだな」とか思ったり。

当事者主権って自分の事を自分で決めるってのを言いたいんだろうけれど、
例えばレストランでメニューを出されてその中から好きなものを選ぶってのは主権を持っていると言えるのだろうか?マークシートのテストで高得点をたたき出すのは自己決定によるものなのだろうか?ってな事を思ってみたり。

はみだすとアウトなものに主権と言われるとなんか微妙な感じがするけれど、そういうのって程度問題でどんな事にも当てはまる事だから・・・。

そこをみんなでうまくやろうってのが「法律」なはずなんだけれど、六法全書を理解しろってのは無理なわけで、さらに理解してると思われる人たちの解釈が割れたりもして・・・。さらには立法府はグダグダだし。成文法がそんなんじゃ、自然法なんてカオスだし。

なんだか釈然としないまま読み終えました。

その釈然としないところに人間の面白いところがあるのだろうけれど、面白いだけじゃ飯は喰えないんだな。これが。

私の課題は自力で飯を食えるようになる事・・・だとすると、結構多くの主権を手放すような気もしたり、それを嫌がるのは甘えにすぎないのだろうし。

考えるだけ無駄かもな。

そんな事を考えつつ窓辺のプリン容器のクローバーたちを眺めるのでした。
雑草って素敵だな。

「ウツになりたいという病」植木理恵

読んでみました。非常に読みやすい本です。逆に言えば軽いです。

「ウツもどき」「ウツになりたい」という人が増えているんだそうな。

それも分類すると

1)ウツになりたい病
2)アイデンティティの不安定さからくるウツ的症状
3)新型ウツ

だそうです。

内容は簡単な説明と、認知療法系の対処法。
著者は臨床心理士だから、そういう内容なんだなと思いました。

新書1冊分の内容ならこんなもんかな?って感じです。
ちょっと物足りないけれど、気分転換に一読するにはいいかも。

結局「気の持ちよう」系の本だと思うので、
ホンモノのウツの人は病院へGO!!

タイトルが内容に合ってないような気もするけれど、
言ってる事は分かる気がします。

流行なのかな?この手の本って・・・。

わぁーい!日経コンピュータ半年分があたった!!

こないだ受けた、「情報セキュリティスペシャリスト」試験。

アイテックさんのサービスを使って採点をしたのですが、
その特典の「日経コンピュータ 半年間(13冊)無料購読」が当たりました!
貧乏人にはとってもうれしいです。

ただ、無料期間が終わったら、有料での購読継続の案内がくるそうです。

こ、これは・・・巷で話題の「フリーミアム」?
ひょっとして全員に当たってるんじゃないのか?

まあいいや、面白い雑誌だったら。
つまらなかったら情け容赦なく切るよ。日本経済新聞みたいに・・・。
とりあえず読んでみよっと。

ひゃー!やっちゃった!!

また書籍を衝動買いしてしまいました。

経理関係やら、コンピューター関係やら、精神障害関係やら。
しばらく溜めてたものが爆発しました。

しかし、絶対モトをとるぞと胸に誓って・・・。

連休中に注文したのが一気に届きました。
あああ、しかられる・・・。

随時、感想はアップしていきます。

でも、読んだ本のほとんどはネットでは秘匿してるんだよなあ。
秘密の多いお年頃です。

商売がからむからね。