批判的文章を書くときにいつも思う事があります。
それは、自分の言葉は自分の思考の幅までしか届かないという事です。
ゆえに、他人を批判するときにはまさに自分の鏡として文章が紡ぎ出されます。
自分が他人の思考を批判するときは、同時に自分の思考を批判しているわけです。
あくまでも、他人と思っているのは、自分の中で作られたその他人の像に過ぎません。
自分の中で他人の像を作り出すのには、自分の中でのボキャブラリーやモデルしか使えません。思った事を表現したり常識を語るとき、それは他人の姿をした自分の影を語っているわけです。
常にそんな事を考えていては何にもかけなくなってしまうから、
普段は気楽に構えて書き綴れば良いのですが、クリティカルな場合は注意が必要だと思います。
シバさんにこないだ指摘されたけれど、疲れているときには視野狭窄が起こりやすいです。
自分の中での他人の姿はあくまでも自分で組み立てたものなのです。
しつこく繰り返しちゃってるけれど、
ひとを批判する事は、自分自身を批判する事にもなります。
日頃から注意していないといけないことではあります。
まあ、普段そんな事考えていては、疲れてしまうから気楽にしてブログを綴るわけですが・・・。
人間って面白いね。
PSWになるためにいろいろ指導を受けたのだけれど、
その中のキーワードに「自己覚知」というものがあります。
詳しい意味はそのスジの本で学ぶのが良いと思うので割愛します。
カウンセラーや精神科医の「転移」「逆転移」や、
もっと一般的には他人に「巻き込まれる」という事態と同じ系統の話だと思います。
それが必ずしもいけない訳ではありません。
しかし、そういう状態にある事は自覚しながらでないといけないなと思います。
堅苦しくなったけれど、現状楽しくやれているので良いかなと思います。
つうか、そんなことより確定申告をはやくしないといかんのだ。
仕事に戻らなくちゃ。