精神保健福祉士の資格試験の勉強法について、さんざんおせっかいをやかれた。
過去問を2回目で7割取れないのは駄目だとか、
過去問を97%正答できるようにしろとか
精神保健福祉士に合格している方からの助言ならばある程度は聞こう。
わざわざ略歴までコメントに書き込んでいただいたが、PSW持ってないじゃないか。
(あの程度の経歴・資格で他人のブログに略歴を堂々と書き込む神経がわからない)
私の方針は過去問を無視しているわけではない。
それに満点を取る気でもない。
おおよそ共通科目で50%、専門科目で70%、合計で60%の合格基準をクリアする目算だ。
精神保健福祉士の合格基準について
http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/27.html
8 合格基準の考え方
次の2つの条件を満たした者を試験の合格者とする。
- 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者であること。
- (1)を満たした者のうち、以下の14科目(施行規則第6条の規定による試験科目の免除を受けた受験者にあっては6科目)すべてにおいて得点のあった者であること。
そりゃ、過去問が完璧にとけるほどの実力ならば心強いであろう。
しかし、過去問を調べると、過去問と同じ問題が再度出題されることは無いのだ。
(ただし、根底にある基礎知識は共通だ。切り口が毎回違うのだ。)
はじめてぶつかる問題に対してどれだけのパフォーマンスを発揮できるかが勝負だ。
必要とされる知識は教科書では対応できないくらい広い。
さらに事例問題では実践を考えて知識の応用力が試される。
要は過去問の範囲を記憶しただけでは対応しきれないのだ。
知識が必要ないといっているわけではない。
知識を詰め込むだけでは限界があるのだから、
自分の限られた引き出しの使い方を鍛える必要があるのだ。
過去問集で満点とっても、答えを一度見てからの満点なぞアテにならない。
そこで、頭を何度もリセットして回答を導く練習を過去問集で行っているのだ。
知識の詰め込みはもう2年半続けている。
「過去問だけ」とは比べ物にならない量の知識が必要なのだから。
詰め込みにこれで十分という天井は無い。
関係各機関の統計の類を片っ端から覚えようなどということはできない。
私が今しているのは、あくまでも「本番対策」なのだ。
問題作成者は常に受験者の上を行く。
対応は簡単ではない。単細胞でいるわけにはいかない。
だから考えてこの段階での単純な知識詰め込みを避けているのだ。
いままで合格してきた方々は、満点を取って合格してきたわけではない。
できることを押さえて、確実性を高めるのが現在やっていることだ。
いま、私は本番になるべく近い状況を再現して繰り返し、備えているのだ。
この試験を受けるにあたって、自分を今まで何度か試してきた。
大学の模擬試験を受け、PSW協会の模擬試験を受けてきた。
それらを受ける前に、実は過去問は解かない状態で受けてきた。
その状態での結果がその当時の学力を保持したうえで、
あと10点か20点の積み増しを行なえばなんとかなるレベルだった。
積み増しが出来るかどうかは難しい。何が試験に出るかわからないからだ。
出来ているかどうか最後の詰めとして、それを確認する作業を今しているのだ。
だから過去問はあまり使ってこなかったのだ。
その最終調整の局面で「過去問を完璧にしろ」だと・・・。
PSWの試験をなめてかかるならそれでもよかろうが、
あの試験はそれで済むようなものではない。
(過去の現任者救済の時期はどうだったかしらないが)
正直、私は試験に不合格になるかもしれない。
落ちたらさぞかし気分の良い方もいらっしゃるだろう。
しかし、準備は自分の意思で進めてきたのだ。
「愚行権」という言葉がある。
私はタバコは吸わないが、吸う人を非難する度胸は無い。
私は自分が愚者であることを自覚しつつ、自分の意思に従って行動する。
自分がまるで賢者であるかのようなふるまいに酔うのはさぞかし気分がよかろう。
他人にアドバイスするのは簡単だ。自分の勝手な価値観を押し付ければ良い。
しかも自分にまったくリスクが無いところからだ。良い趣味だと思う。
もし、PSWがそんなことしたならば・・・と、自分が相手の立場に立ったと考えて・・・
専門職としてのPSWの倫理というものがどのようなものかよく分かるというものだ。
さて、
今日は(もう昨日か)模擬試験問題集の共通科目編を解いた。
まったく初めて見る問題を240題こなした。
結果 131/240 正答率54%
不安は残るが、想定の範囲だ。
専門科目編を今から解く。
様子を見て最終的な穴をふさぐ作業にかかりたいと考えている。
自分の住みかの樽に穴が開いていないか確かめた方がいい人もいると思いますがね。