カテゴリー: PSW

いかにしてボランティアで足を引っ張るか

近所の障害者の職業訓練をしているところへボランティアに行ってきました。

つうか、一緒に作業しただけだから、通所者が一名増えただけのようなものだけど。
つまり、足を引っ張ってきました。初日だし、しょうがないや。

「メンバーさん」ってどこへ行っても、いい人ばかりです。(例外はある)
むしろ今日は指導員側に1名、えーと・・・いい人だと思います。たぶん。

ボランティアってなんか居心地が悪いです。
一週間くらい、手伝う予定がインフルエンザで一週間お休み。

神や仏はきっちり試練を用意してあります。
私の運の無さ加減はボランティアとしても遺憾なく発揮されております。
何やってるか把握するだけでおしまいじゃ、足を引っ張っただけだよなあ。
作業場面で雑談するのもどうかと思ったし。

家の向かいの高校が静かで快適この上なし。
インフルエンザの潜伏期間を考えると、一週間学校閉鎖してどのくらい効果があるのやら。

笑ってはいられない。

インフルエンザの真っ只中で

私は日本国内の新型インフルエンザの発生地である大阪・神戸に住んでいるわけですが、
居住している市内でも数名の感染者が発生している模様。

しかも私の家の目の前は高校。生徒がうようよしています。
週明け月曜日にどのような措置が取られるのか?

また、月曜日からとある施設へ修行としてボランティアに行くことになっているのですが、
この施設の対応はどのようなものになるのか?
老健施設が併設され、各種障害者が多数集まる場所です。
どんなレベルでの対応が行われるか、よく見ておきたいです。

今はまだ初夏。冬の流行シーズンに入ったら・・・?
学校・医療・各種施設はどうなってしまうのか?

パンデミックが来るとしたら、夏前からの感染者発生ってのはシナリオとして出来すぎ。

今後の経過を見守りたいと思います。

集団感染の現場でPSWはどう動くのか?
学ぶべきことはいっぱいあります。自分の身とクライアントを守るために・・・。

とりあえず、手洗い、うがいはしっかりしよう。

「障害をもつ人たちのエンパワーメント」

「障害をもつひとたちのエンパワーメント」伊藤智佳子 著
障害者ができることってなんだろう?と考えつつ読みました。

主に肢体不自由な方々のことについて書かれた本でした。

障害者を作っているのは支援者側に要因があるのではないか?
社会福祉にかかわる者が反省しなければならないことがあるのではないか?
そして、障害者を作っているのは「世間一般」の社会の壁なのではないか?

そのような問題意識のもとに、

障害者の持つ潜在的能力・可能性を信じること。
支援者が障害者の目線に合わせることの重要性。
環境や状況によって障害者は「障害者」にさせられてしまっていることを知るべきこと。
そして、既存の社会の常識を問い直すべきこと。
支援者自身もエンパワーメントできている必要があること・・・。

といったことが説明されていました。

読みながら思い出したのはビアーズの「わが魂にあうまで」でした。
障害者を支援する・援助する・・・と簡単に言ってしまいますが、
本来、人間同士は対等なわけで、一方的な支援というものはありえるのか?
ということを考えさせられました。

自分は「援助者」であるというアイデンティティを持つのは良いことなのか?
立場をはっきりさせることも大切だけれど、人間の多面性を考えるとき、
あるところでは援助され、別のところでは援助するという形が自然なのではないか?

また、そのようなことが自然にできる環境や社会を作ることが求められるのか?

自分の視野をもう少し広げていかねばならないと反省しました。
ただし、現実は厳しい。まず手の届くところはなにか、考えます・・・。

本日の面談にて・・・

就業・生活支援センターにて就職について相談をしてきました。

せっかく資格を取ったので福祉方面の仕事をしてみようということにしました。

まず、求人はこれからつてをたどってくださるようでした。

その前に今まで私は精神障害主体の事業所にいたわけですが、
知的障害の方に対する仕事があるらしいので、そちらにも対応できるといいのでは?
・・・ということで、このセンターでの就労前の訓練をされている方々(知的・精神混合)の
指導をするスタッフ側のお手伝いでボランティアをすることになりました。

本来なら訓練を受ける側なんでしょうけれど・・・。

来週の月曜日からしばらく通ってみます。

今までの事業所とはかなり毛色が違います。
作業している現場はまだ見ていないのですが、やってることは軽作業です。

自立支援法とは別の財源で動いているらしく、そのあたり興味しんしんです。

自分が使い物になるのか確かめてきたいと思います。
失敗してもいいよとおっしゃってくださいますので、
胸を借りて、体当たりしてみようと思います。

利用者ともスタッフとも言い切れない微妙なところですが、
そこが私の長所であり短所であると思って、よく考えながら動いてみようと思います。


追記
でもね、自分の障碍を利用者にオープンにするのは得策ではないみたい。
スタッフはスタッフとしての責任を果たす。障碍関係なしに。
ボランティアってのも微妙なんだけれども、就職のために勉強ってことになります。
そんな感じで、うそはついてない状態を保っての行動になります。

でも・・・いざとなったら当事者カードを切ることになるのか?
(逃げに使うんじゃなくて、共感を示すのには有効だと思うのだけれど・・・)

CILという方向性も視野に入ってきています。
こちらも独特の組織だと思うので、慎重に考えたいです。

傷病手当金についての備忘録

あくまでも自分のための今後やることについての備忘録です。
以下の記述を根拠に何かして、不都合が起きても責任は持てません。
そのくらいややこしく感じています。

現在私は前に勤めていたところに健康保険の籍が残っています。
保険料も納めています。
そこの保険証を使って医療を受けています。

で、就業不能な状態ということで傷病手当金を「協会けんぽ」より支給してもらっています。

傷病手当金をもらうためには、
1.本人の申し立てと、
2.就業先の就労状況の証明と、
3.医師の就労不可能の証明が必要になります。

で、5月に引っ越しを敢行したわけです。

5月9日に新しいクリニックに初診ということで、3の証明について、
5月8日までは以前の病院の医師による証明が必要で、
5月9日以降は新しいクリニックの証明が必要になります。

傷病手当金は退職後、いったん空白期間が生じると支給が停止し、以降の支給も認められなくなりますので、5月分の申請で穴を開けないように気をつけなければなりません。もらい続けることができれば、退職したとしても、もらい始めてから1年半は受給が可能です。

で、協会けんぽから申請用紙をダウンロードして印刷。

まず、以前の病院に申請用紙と返信用封筒、保険証のコピー、新しい自立支援医療の申請書のコピーを送付、診療日数0日でもいいので5月1日から5月8日の分まで就労不能の証明を出してもらいます。料金は出来上がったら振り込みです。(振込み手数料の方が高い可能性あり。なんてこった。)郵送で受け付けてくれるかどうかは病院の方針によって異なるようです。

その後、その申請書を籍のある前の職場に送り、就労していないことを証明してもらいます。5月1日から5月31日までの証明になりますので、これは6月に入ってからの手続きになります。

並行して、現在通うことになったクリニックに就労不能の証明を5月9日から5月31日の分まで証明してもらいます。(証明してくれるかどうかはわかりませんが)

そして、自分の申し立てを合わせて、A4の様式3枚を協会けんぽに提出することになります。

6月分からは自分の申し立てと、医師の診断証明だけでOKとなるはずです。

傷病手当金と関連して、あと、心配なのは健康保険を任意継続にするかどうか。そしてするとしたらどんな申請が必要か。メリットとデメリットは?このあたりはこれから調べないとなりません。

大阪での就労に向かって、動き始めようとしているのですが、就労支援の窓口の機関の対応がいまひとつ鈍く、面談のアポイントを取るのも一苦労といった状態です。

焦っちゃいけないけれど、自分の立場があやふやなので不安です。
立場が定まると、その立場に対して不安になるのでずっと不安は続くのですが・・・。

でも、こういう手続きをこなしていくのがPSWの仕事の一部かなとも思ってます。
勉強する気でがんばります。

・・・というか、生活がかかってます。必死です。
症状がさらに悪化しそうです・・・。


追記
自分の病状を考えるとき、傷病手当金をもらうのは妥当なのか?と考えます。
統合失調症には病識がない・・・と言われますが、私は病気なのか健康なのか?

統合失調症は治るということはありません。寛解はするけれど。
前の職場に対する被害的感情は、病気によるものなのか・・・?
自分自身では判断ができない領域です。

自分は障害者なのだと感じさせられるところです。
精神保健福祉手帳を持っているということは確かに私は障害者なのです。
でも、そこに確信があるのか?確信を持っていいのか?
そんな不安や焦りが病気の一部でもあるわけで、
「良くなる」ということはどういうことなのか考え込んでしまいます。