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「環境で不況を吹き飛ばせるか」を見て

オバマさんがんばってますね。


環境で不況を吹き飛ばせるか
~グリーンニューディールの挑戦~
2009/03/19 19:30 ~ 2009/03/19 20:45 (NHK総合)

アメリカカリフォルニアには高さ50mの風車が3000機。
テキサスでは1日1本のペースで風車が立てられています。

アメリカでは太陽光や風力発電などの地球温暖化対策の柱が雇用を生み不況脱出の切り札になると期待されています。グリーン・ニューディールと呼ばれる政策です。

閉鎖された工場が風車工場として生まれ変わり、新たな産業が生まれています。

日本でもグリーン・ニューディールが動き始めています。電気自動車や太陽光パネルなど優れた環境技術を持つ日本。これをどう景気回復に結びつければいいのか、世界各国がしのぎを削る中、日本の戦略が問われています。

不況脱出のための切り札としてグリーンニューディールは注目されています。


あたらしい技術はあらわれるときはバラ色の未来を感じさせます。
プラスチックに代表される化学製品は昔は夢の材料でした。
しかし、それが大規模に消費されることによって、ごみ問題などの環境問題を発生させました。最近言われないけど環境ホルモンはどうなったのか?コンビナートは公害を生んで・・・。自動車もそうです。排気ガスの問題や交通事故。原子力発電の放射性廃棄物の問題。

技術には裏表があります。

今回の環境に配慮したエネルギー技術もきっと同様です。
まだ規模的には小さいから目立たないだけで、大規模に展開した時どうなるか。
太陽電池パネルには寿命があるでしょうし、風車も何か事故を起こすかもしれない。
あと、エネルギー保存則から考えると、自然からエネルギーを取り出せばその分自然界からエネルギーが失われるわけですから、大量にエネルギーを使用するとすればなんかのツケが回ってくるはずです。それがどういったものなのかあらかじめ考えておかなければいけないと思います。地球の温暖化も自然の包容力を過大に見積もったために起こったことでしょうし。新エネルギーの開発で何が連鎖的に起こるのか・・・?

新たなエネルギーが新たな公害を生まないか、少し心配です。

・・・って、今までのエネルギー使用・供給状況のままではまずいみたいなので、どげんかせんといかんのですが、何をやれば結果がどうなるか。十分アセスメントしなければいけないと思います。

人生の曲がり角を曲がりながら

人生の曲がり角って何度もある。

小さい頃、近くの保育園に通っていた。私の通う保育園の園児はみんなA小学校に入学するが、私は校区の違うB小学校に入学した。道路一本隔てて校区が変わるのだ。転校とは違うけれど、誰も知らない人ばかりの中で小学校生活をスタートさせた。

入学式の日、クラスに集まった生徒が自己紹介をすることになった。そこでは私は一人も知っている人間が居ない、さらに出席番号が1番だったのでトップバッター。そんななか自分がみんなと違う保育園にいたことを説明した。とってもドキドキしたけれど、それを乗り越えたことがそれ以降、手を上げて意見を発表したりする度胸につながっていった。

そんな小さな曲がり角はその後人生を大きく変えていくことになる。

小学生の時、中学、高校、大学と曲がり角はいくつもあった。
これから折に触れ少しずつ書いていきたい。

そして発病。人生のヘアピンカーブだ。そこで曲がりきれなくてクラッシュ。

そこから新たなコースに戻り、プロフィールに書いたようなカーブを越えて、いま、人生の中でも最大かもしれないカーブを曲がっている。もっとも、それぞれのカーブを曲がっている時はその時が一番きついカーブだと思うのだけれど。

ハンドル操作を誤ると崖下へ転落だ。発病時に落ちた谷底へもう一度落ちることになるかもしれない。今、その境目にいる。逆ハンきるべきか、ブレーキ踏み込むか分からないままカーブ突入だ。

ナビはたくさん居る。でも、運転しているのは自分だという感覚が今回、非常に強い。
PSWの勉強が思わぬ効果を出している。
カーブの先の道路の様子が少し見えているのだ。ほんの少し。

ただし、運転テクニックは無い。

さてどうやって切り抜けるか。
PSWはあくまでもナビゲーターだ。
いざ自分のことになるとどうなるか。

この体験はPSWを今後やっていくとしたら大きな支えになると思う。
成功でも、失敗でも。・・・いや、失敗は無い。身につく知識は血が通ったものだ。

・・・でも、経済的には大失敗の客席突入ものの事故を起こしかねない。
ここ3ヶ月から半年が勝負。カーブは連続してやってくる。

まずは大阪での住まいの賃貸物件の希望についてFAXで連絡をとった。

見える景色がぐるぐる変わっていく。
これは、いま、ここでの自分だけの体験だ。

精一杯やらなくちゃ・・・。
 
 
 
 
 

・・・とか、考えてると再発を招くので気をつけよう。
ヘアピンを逆方向に曲がりかねないからなあ。私というやつは。

生活設計(捕らぬ狸の皮算用)

大阪の障害者就労雇用センターからFAX。

16日に面談してくださったワーカーさんからの連絡でした。

内容は住居について。
賃貸物件の条件を決めて欲しいとの事です。
1.支払い家賃の範囲
2.敷金・礼金の範囲
3.間取り(風呂、キッチンの有無)
これらを優先順位をつけたうえで決めて欲しいとの事でした。

さて、一月に用意できる額は・・・?
生活に用意できるのが(いろいろこっそり計算して・・・)なんとか工面して月15万くらいか。
長期にわたって住むとすると就職を早く決めないと干からびる。

一方、出て行く額を積算すると・・・
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=大阪 一人暮らし 生活費&btnG=Google+検索&meta=lr%3D&aq=fあたりを参考に考えた。

食費 30000円(1日1000円×30日・・・自炊確定)
電気代・ガス代 10000円
水道料 3000円
国民健康保険料 15000円(?)
某共済の保険 12000円(これ解約した方がいいかな?)
電話・携帯・プロバイダなど10000円
被服費 5000円
医療費 5000円(自立支援医療の上限)
雑費(交通費等) 20000円

これだけで110000円、削れたらそれがおこづかい。
(ちなみに今まで勤めてた時の手取り額と同じ。)

家賃には40000円?
風呂と台所は欲しいなあ。しかし水道光熱費も絡んでくるな。
・・・トイレはどうなんだろう?

敷金礼金は合計で家賃3か月分くらいと考えて12万~15万?
間取りは1Rまたは1K、1DKくらいか。
というかこの家賃でこれ以上を望むのは恐い。

このくらいかな・・・。なんか贅沢すぎる気がする。
もっと詳細なデータが要るな。光熱水費あたりがまだ削れるかも。
保険・年金関係は減免ができるかも。
新聞取れるかな?師匠は「新聞取らないと命はないと思え」くらいのことは言いそう。

家賃3万~4万で様子見てみようかな?
この金額、収入から見るときついけど、物件的には微妙な感じがする。

不動産屋の物件には家賃1万円ってなのも見つかるんだけれど、それにチャレンジするのは現物を見てからでないと恐すぎる。電気コンロ使用になるし。ある意味オール電化?

過去に家賃1万6000円のところに住んだことがあるけど、まあ、それなりに住めたので・・・。いや、油断するとひどい目にあうな。

みなさんどう思います?・・・って聞かれても困るか。

明日返事しないとならないってのが厳しいところ。うーむ。

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追記 2009/03/18 20:55

良く考えてみると、仕事してた時より支出が大きくなるというのは危険ですね。
蓄えは限界があります。もっと削り込まないと・・・。
自動車も持てないのは確定だな・・・。

「自殺者10年連続3万人 いま私たちにできること」

NHKでは自殺対策に関して積極的に放送していくらしいです。

福祉ネットワーク
「自殺者10年連続3万人 いま私たちにできること」
2009/03/12 20:00 ~ 2009/03/12 20:30 (NHK教育)

内容


自殺をテーマとしたシンポジウムが開かれました。

日本の自殺対策が転機を迎えています。その手がかりになっているのが昨年7月に公表された「自殺実態白書」です。どんな人がどのように自殺へと追い込まれたのか、遺族への聞き取り調査や、警察からのデータによって実態を分析しています。

11年連続で3万人以上の自殺者が出ている日本、自殺を防ぐための取り組みが求められています。

調査の結果、自殺は複数の原因がからみあって追い詰められた結果だということが見えてきました。平均すると1人が4つの要因を抱えているということです。

自殺へ至るプロセスの分析により、ある問題が次の問題に連鎖し自殺に至る経路がいくつかのパターンとして浮かび上がってきました。

自殺の典型的な経路

  • 配置転換後→過労→うつ病→自殺
  • 事業不振→生活苦→多重債務→うつ病→自殺
  • 自殺に至るまでの複数の要因の連鎖がわかりつつあります。
     
     

    また、地域によって自殺の要因や職業などに違いがあることがわかってきました。

    愛知県豊田市では被雇用者の自殺が全国で最も多いことがわかりました。
    被雇用者の自殺が多い地域には特徴があることがわかってきました。工業地帯など製造業の盛んな地域では自殺、精神疾患の発生が多く見られることがわかりました。製造業で働く人の精神的負担が大きいと見られます。国際競争に晒され、人件費抑制のための長時間労働と景気後退時の人員整理に伴う経済基盤の崩れ、派遣社員の多さによる不安定さが考えられるようです。
    豊田市では企業の内情に詳しい関係者や産業医、商工会議所と連携を進め、協議会を立ち上げて対策を考えていくことになったとのことです。
     
     
    「自殺実態白書」から対策が練られつつあります。
    ■自殺に対する対策に以下のような取り組みが考えられています。

    ・自殺の要因をつぶす対策→平均4つの要因を抱えている。その発生源をなくす。
      たとえば職場環境の変化が過労に陥りやすいので、引継ぎする期間を十分取る制度を作る。配置転換後にはメンタルヘルスケアを重点的に行うなど。

    ・相談体制の連携
      自殺者の7割が相談に行っている。そして生きたいと思っている。
      各要因に対して専門家の連携によって、複数の問題を抱える人を包括的に支える。

    ・地域ごとにターゲットを絞る
      自殺のリスクの高い人が関わる人たちに情報を提供し、支援できるようにする。

    ・「生き心地のいい社会」自殺者だけでなくほかの人にも生きていくのに心地のよい社会を作る必要がある。

    自殺者のみではなく全ての人が支えあった、暮らしやすい社会が求められています。


    感想

    自殺については、他人事ではありません。死んでしまえたらどんなにさっぱりするだろうかとか、苦しみから逃れることができるだろうかとか、いろいろ考えます。でも、死ぬということがどういうことなのか分からない以上、それを手段とするのは納得いきません。発作的に自殺してしまうかもしれないという可能性はありますが、一人で鬱々としながら悩み苦しんでいる時に、かろうじて死を選ばないのは「死」に対する理解不可能なカベを感じるからです。

    人は必ず死ぬのですが、他人の死は体験として実感できても、自分自身の死は体験的には了解できません。

    他人の死としての自殺。残された遺族の方々の心を想像することはできます。実際に私の家族が自殺したというわけではないので、それはあくまでも想像にとどまってしまうかもしれません。でも、身内の死の経験から人間が死んでいなくなってしまうことの喪失感や後悔などは想像されます。ただ共感しているだけでなく、それを調査し、分析し、対策を考えるというこの「自殺実態白書」には大変大きな意味があると思います。人の死をめぐる混沌の中から現実的な対応へと向かう力には敬意とともに希望を感じます。

    また、今回の番組で取り上げられた豊田市の隠すことなく誠実に対応する態度もすばらしいと思いました。今回の放送は再放送とのことですが、前回放送時(2008年10月22日)と現在とでは社会状況がさらに一段と深刻になっています。政治も混迷しており、果たして死に瀕している方々に救いの手が届くのか、危機感をもって見守る必要があるでしょう。

    いえ、見守るだけでなく行動する必要があるのかもしれません。私もblog上でいろんな方と知り合ってきました。パソコンの画面上だけでのお付き合いですが、つきあいが途絶え、私の視界から消えていった方が心配になることがあります。そのときそのときでいろんな付き合い方になってしまっていますが、私とケンカになってもその相手がその後どうなるかは心配です。何が出来ると言うわけでもありません。他人の人生を背負うほど私は強くありません。誰にでも暮らしやすい社会というのはどういった社会なのでしょう?そしてそこに向かうための行動とは?

    社交辞令で埋め尽くされ、うわべだけは平静を装い、本音が吐けない世間の中で、ある程度の匿名性を保って、意見を戦わせることのできるネット社会は、負の側面もあるものの、より暮らしやすい社会への可能性があるのではないかと思います。
     
    正直なところ、ネット上でよい関係を継続するということには私の適性もあるのでしょうが限界を感じることがあります。私の言葉で自殺者が出ないよう祈るばかりです。他人を傷つけるのは簡単です。私も傷つきます。互いが傷だらけになってもよい関係が作れるか?というところを考えています。ちょっぴり無理がありますか?正直な自分の意見を言えるということは、たとえば、これが拡大されて雇用関係にまで及べば、経営者と被雇用者の対話にもつながってくると思うのですが・・・。

    積極的に自殺を食い止める行動まで至るには私にはもう少し修行が必要な感じです。
    自分の死を了解できない分、他人との対話がその穴を埋めるのかも知れません。

    分かったような分からないような話になってしまいました。私の限界でしょう。

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    クローズアップ現代「病院に行けない子どもたち」

    私は小さい頃にも病院によく行きました。

    クローズアップ現代
    「病院に行けない子どもたち」
    2009/03/12 19:30 ~ 2009/03/12 19:56 (NHK総合)

    内容


    景気の後退で病院に行けず、怪我や病気で学校の保健室に頼る児童が増えています。
    親の経済状態が悪く医療を受けることができないのです。

    去年10月、国は無保険の児童・生徒が3万3000人いると発表しました。
    保険料を滞納し、保険証を返還しなければならなくなった家庭の子供たちです。これを受けて、去年12月に法改正が行われ来月から中学生以下の子供に短期の保険証を発行することになりました。しかし、医療費の3割を負担することさえできないため病院に行けない子供が少なくないと見られています

    教育現場にも影響が現れています。保健室に行く子供が増えているのです。
    子供たちが保健室を病院代わりにしているのではないかと懸念されています。怪我の手当てをしてほしいという子供も多くなりました。しかし法律上、医療行為ができないため保健室では十分な対応ができないでいます。医師の治療が必要な時は教師が病院に連れて行きますが、保護者が治療費を払えないため学校が立て替えることがめずらしくないそうです。

    親の経済状態に左右されない医療保障制度が必要とされています。

    現在、国民健康保険に加入している家庭が多くなっています。非正規雇用についている人たちの加入が増えているのです。また、15歳未満の子供たちには保険証が交付されるようになりましたが、高校生になった時には自己負担が10割となりきわめて大きな負担になります。

    各自治体では子供の医療費の3割負担分を助成する制度を作って対応しています。
    小学校入学前までは助成が確保されていますがそれ以上では地域によってばらつきがあります。

    そんななか群馬県では全県で医療費の無料化に踏み出しました。

    まず先駆けて前橋市などが中学3年生まで医療費を無料化しました。
    群馬県では前橋市の取り組みを拡大し、全県で子供たちが平等に医療を受けられるようにする方針を打ち出しました。小学校の卒業後も中学3年まで治療費の半額を県が助成、もう半額を市町村が助成することを実現させたのです。

    市町村では医療の乱用による財政負担の増加を懸念し、無料化に踏み切れませんでした。しかし、子供は年齢が上がるごとに医療機関を利用する機会が減ることから医療費負担の増加はさほど増えないことと、早めの医療による重症化の阻止で結果的に医療費が抑制されるという意見で全県で取り組むことが決まりました。

    しかし、景気後退による税収の減少もあり、財源の問題など、困難が待ち受けています。

    国民健康保険は市町村が保険者となり運営していますが、法律で定められていることですので、り国家も責任を持ち、自治体レベルでなく、国全体で取り組む必要があります。


    感想

    医療が必要なのは子供たちだけではなく、すべての世代について言えることです。病気は収入の多寡に関係なく発生します。いや、貧しい世帯のほうが早期治療に結びつかないぶんその必要性は大きくなると思われます。

    わたしが統合失調症を発病した時、自分の体調になんとなく変だという「気分」があったのですが、医療につながったのは陽性症状がひどくなってからでした。安下宿でカツカツの生活をしていた私は医療というものに頼ることを思いつくこともありませんでした。

    統合失調症は若い時期の発症が多いわけですが、若いほど経済的には弱い立場におかれています。自立支援医療など、使える制度はありますが、初診の段階で医療費の減免はありません。また、「精神科」へ行くとどんな診察がされてどんな治療がなされるのかは一般的に知られているものではないと思われます。私は発病当時には精神科の医療というのは精神分析のようなイメージと結びついてカウンセリング主体のものだと思っていました。そして、保険が利かず高額な治療費を請求されると思っていました。そんなイメージもあり、完全に調子が崩れてどうしようもなくなって初めて医師の診療を受けることになったのです。

    話を戻します。精神科にかかるような事態になった時、高校生~大学生の間に医療費が保険がないために10割負担になるとしたら大変なことです。統合失調症の好発する時期に医療保障の大穴が開いていることになります。初診時の診療費と診断書代・・・貧しい世帯には厳しいものがあります。年金問題で学生無年金問題に見られたような、制度上の弱点があると思います。公的扶助も含めて考える必要があると思います。

    貧困は自己責任なのか?大きくはそんな問題に行き着く所でもあり、貧困が世代を経て連鎖するとしたら大きな問題だと思います。

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